喪中・寒中のマナー&文例集
喪中期間の心得
一般に、忌明けまでの期間(仏式で四十九日または三十五日、神式で五十日)を忌中、死後の一年間を喪中としています。
喪中期間中は、身を慎み、おめでたいことをしないというのが基本です。
翌年のお正月は、しめ縄・門松・鏡餅などの正月飾りのほか、おせち料理などの用意もせず、喪に服すのが一般的。神社への参拝や祭事への参加、初詣も慎みましょう。
お中元は、贈っても差し支えはないですが、四十九日の忌明けが過ぎてからにしましょう。
お歳暮については、年末が押し迫っての忌明けなら、年始に松の内が明けてから寒中見舞いとして贈ります。
結婚披露宴や祝賀会などの慶事への出席は控えるのがマナー。先方へ喪中期間であることを伝え、丁重にお断りするのがよいでしょう。ただ、父母や子、同居の親族などが亡くなった場合を除き、最近では本人の気持ち次第で慶事に出席する方も増えているようです。
特に、忌中では、結婚式が決まっていても、日程をずらすという方もいます。昔は、喪中の際に遺族は一年間、人と会わないという家もあったようです。